混合工程では、従来からの手法として、タンクに取り付けられたプロペラ型やディゾルバー型などの撹拌翼を使用したバッチミキシングが主流である。
課題
●混合時間の長時間化、ランニングコスト高
均一混合に時間を要するため、生産効率が低く、消費エネルギーが大きくなる。
●混合不足の懸念
タンク内で得られるせん断が均一ではないため、エネルギー伝達にムラがあり、混合不足が生じる可能性がある。
●生産量=攪拌タンク容量に依存
既設タンクを用いるため、容量と撹拌機に依存し、変量生産性の幅を持たせることが困難である。また、設置スペースの問題も視野に入れる必要がある。
また、タンク容量が大きい場合、洗浄に労力を要する。
解決・効果
INDAGダイナミックミキサを使用した場合のメリット
1. 多品種変量生産対応
インライン処理により生産量の増減、製品毎の配合・品種変更などに柔軟に対応が可能。
2. 省エネ化
ベッセル内部は、デッドスペースが非常に少ない構造であり、処理物へのエネルギー伝達効率が高いため、短時間での連続混合が可能。そのため、生産効率が高く、エネルギー消費量を抑えられる。
3. 省スペース化・オートメーション化
生産量毎にタンクを設置する必要がないため、省スペースでラインを設置できる。
また、インライン処理によりプラントのオートメーション化が図れる。
4. カスタマイズ設計・製造
処理物やプラントに応じて、豊富な仕様から適切な仕様で装置を設計・製造。
5. メンテナンスが容易
自浄作用により、ライン洗浄が可能。また、部品点数が少なくシンプル設計により分解洗浄も容易である。